第二段・指導者うんたら
皆様ご苦労様です、オーサーのSchwertさんちのKreuzです
昨日書き忘れたか書かなかったかした点についてちょっとばかし書いていこうかと思います
指導者講習においてとある元能代ディべ顧問の方が暗に拘っていた点など
我がゼミの先生が卒論を書くにあたって言っていたことですが、同時に複数の事物についても通じると思うのが
「山は二つあって、一つは(書き)始めること、二つ目はある程度進んだ段階からどうまとめて終わらせるか」
要するにはじめるまでの「敷居が高く感じる」ことやある程度こなせるようになったものの「スランプ」に陥ったとかそういうことです。その人は別の学校でディベートの指導をしてますがいかんせん初心者というか素人と言うか・・・を指導している立場なので、やはり経験のある自分が導いてやらないと、と思っているのでしょう。ディベートを始めるにおいて導入部で顧問が果たす役割は確かにあると思います。というわけである程度同意していたので研修会当時口を挟んではいなかったわけですが、完全な同意でもないのでせっかく自分のチラシの裏もありますし書こうかなと。とあるメーリングリストとかでじかにコンタクトとるべきかもしれませんがま、結構固執してる感じが無きにしも非ずなので、そのうち会うこともあろうかと思いますからその時に実地に見聞して状況に応じて対応するとします
うは、玉虫色w
さて、初心者に対して顧問のほうがディベートに関しての知識、スキルを有している場合顧問が立論や反駁の基調を決定しがちだと思えます(決め付ける気もありませんが蓋然性としてね)。いかにディベーターとして自立して思考できる人材を育成するのかという点では、正直講師をさせられた私にも分かりかねます
ただ、要点は顧問はディベーターの後方支援に徹すべきであるということで、これは以前書いたはずです
つまり、いかにディベーターとして養成するかという点ですが、例えば過日の研修ではリンクマップを生徒に書かせたわけですが、これは要するに立論を三段論法で簡潔に表示させることと近似のことです
Aという原因が発生すると、Bとなる、そして結果としてCになる
A→B→C
これを立論の構成に当てはめた場合を今年度の高校論題「派遣労働の禁止」で言うと
プランで派遣労働禁止(A)→発生過程(B)→重要性としての結果(C)となるわけです
初日に参加した中学生はどうも初心者ばかりでこのリンクマップの作成に想定外の時間をとられましたが
で、その立論に関してなんですが、私は現役の時分に2年の段階でも結構アバウトに書いたつもりであっても立論らしきものはつくれたんですが、当該顧問が指導している生徒は立論の作成もままならない様で、困っている感じでした
前回書いた命題から結論に至る思考法において言うと、ディベート甲子園(前段としての地方大会含め)参加のため、命題として「肯定・否定各々において試合可能な体勢を構築せよ」というものが最初に与えられるわけです。となると何はおいても双方で主張するべき立論ができていなければいかに反駁で相手を圧倒しても勝てるわけないので、そのための作業として最も優先度が高いとされるのは立論の作成ということになります
となるとこれの構築ができないというのは実際致命的です。顧問の焦燥も分かろうというものです。実際にこの手が通用するかは留保して、一つの手法を提示してみることにします。だれでも思いつくかとは思いますが、まず論題が実施されたとして肯定的影響としてはどの様なことが起こると思うか、それが何をもたらすかを直感でいいので述べさせます。そしてそれに理由を付記させます
はい、理由を適切な箇所に分散して書くことで立論の完成です
私の現役最後の原発論題で一例として否定側を挙げましょう
原発を代替発電にしたら電力に不安がある(電力不足のおそれ)、この発生すると思うものがデメリット
停電が起きるかもしれないしそうなれば一般生活と産業に打撃となる、これが深刻性
原発は40パーセントほどを担っており想定される代替発電では賄える確証がない、これが理由
以上で、ラベルを電力不足にして現状分析で電力に占める割合や代替発電などについて適宜資料を使用しつつ発生過程まで書きます、最後に深刻性で停電になったらどんなに大変か書いて終わりです
それほど大変な様には思いませんでしたし思ってませんが、苦労している人もいるようです
ともかく、いきなり立論だなんだとする前に大雑把でも構わないから自信をつけさせることです。ディベートに関わったことのない人だったら立論って何?とか感じるのも至極当然ですし、馴れもないうちからいきなりやらせても「難しい」で終了です。だから、立論の骨子(あるいは構造)というものがどういうものなのかについて、論題で何が起きると思うかをどんなに下らない考えでもいいから「Aになると思う、なぜならばBだし、そうなるとCで良くなる/大変になる」と簡単な作業で理解させることです。
正直資料なんてよほどの新発見でもない限り常識の前には勝てませんし、必要になったらつければいいんです。まずは構造としての立論を作成させることが大事なんです
山本五十六元帥も「やってみせ いってきかせて させてみせ ほめてやらねば ひとはうごかじ」と言っています。参考と解説、実習と自信が大事ということですね
さて、当該顧問もディベート甲子園に部を進めることを目指していると思われますが、だからと言って焦って生徒を置き去りにしたワンマンプレイ(今まで言ったことの比ゆ表現です)では生徒は試合に勝てません
それにもし生徒に考えさせずにとりあえずディベートの試合をさせるのなら教師側が用意したシナリオディベートでもやらせてればいいんです
ディベートをすることに意義があるわけではなく、ディベートの実施によって得られるものに意義があるわけです。ですからもし顧問がディベートさせたいと思っているのであれば大会に出させる必要なんてどこにもないですし、勝たせたいと思っても今まで言ってきたとおり直接に顧問ができることはあまりに少ないんです
戦闘には前衛部隊と火力部隊、機動打撃部隊と補給部隊がいると以前最後に書きました。顧問は補給部隊です。戦闘において活躍し、最も衆目を浴びるのは戦闘部隊ですが、その戦闘部隊も補給部隊なくして成立しません。補給のない部隊はただの集団と化します。部隊の戦闘力維持のために地味でありながらも重要な役割を持つのが補給部隊です、縁の下の力持ちが縁の下から出れば縁が傾く様に、自らの役割を理解した適切な行動が緊要です
まぁ極論としては顧問はディベーターにディベートをするに適切な環境を提供しさえすればそれで十分です
さて、ここで一つ全国教室ディベート連盟東北支部について
東北支部では特に春と冬を中心に東北各校が集って試合をすることが多い(比較はできませんが)と思っています。東北学院の顧問が積極的ですから
しかし、試合をする目的という点において数々の講習会という名の集まりはその機能を果たしていたのかと考えると懐疑的にならざるを得ません
講習会を開催するのであればかならずそこには目的があってしかるべきですし、ドイツのフォン・マンシュタイン元帥がそうしていたように、指揮官の現状認識から作戦の趣旨目的まで広くその認識の統一を図ることが目的達成のうえで重要です。しかるに昨年末の山形などに参加していた自身においてはどうもディベートで試合をするだけの交流会じみていて、意図するところが判別しかねることがままあります
ゴールデンウィークに定例として試合をするのは各年の論題での試合を実施することで研鑽を図るという意図が明示せずとも不文律として成立すると思うところですが(自覚のうえで参加する生徒の有無はともかく)、他の企画に関しては正直良く分かりません
今年の我が部後輩たちは正直言って全国に通用するだけのレベルに到達していないと思うのですが、とりあえず彼ら現場レベルに我が浸透を図り顧問の介入だけは排除させようと思ってます。彼らまでもが馴れ合って全員試合に出すというのならどうしようもないですが
少なくとも試合に出せないレベルの部員が二人、及第点は三人


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